第10話 とび過ぎないハイライトを生かそう
この写真は建築と言うより、イメージ写真に近い雰囲気を持っ
ています。 設計者のこだわりを表現してみました。
これをフィルムで撮影する場合は、そのラチュードの中に収ま
るようラセン階段部分に補助照明を当てなければいけないで
しょう。 この状況ではスレーブは利いてくれませんので、それ
も厄介です。
レースのカーテンのディティールを残しつつ、訪問者が最初に
見る光景を留められたのは、ローデータにあります。
露出を減らして明るさを増すなんて、フィルムには出来ない芸
が、データを画像に変換する際できるからです。
( Y邸 EOS20D+TARON28−75)