第21話  建築を写せるレンズとは −2− TAMRON 28-300 F3.5-6.3

 前回は長い玉だったので、引き続き長玉の話
をしてみたい。 このレンズを写真家の目で批評
するのは酷なので、日頃の家族旅行で使えるか
ぐらいに思って下さい。
 私もエマージェンシー用に購入したのですが、
このテストをして改めてやばい(使ちゃやばい)
と実感したので。

 でもこのレンズ売れてるんです。
28mmから300mmまで行っちゃんですからね
え。 私も本など読んで騙された口でしょうか。
皆、悪くなく書いてありました。
 レンズの正式名称は馬鹿らしくて書きません。
先ずこのセンスを疑います。 素人を完全に××
してますね。  以前は外装にしても、もう少し
センスの良い商品を出していたので残念です。

 一番まともな画像が35mm域とは驚きでした。
常識的に想像すれば、中間の135mmあたりが
良いのではと思いましたが、50mm域からもう
アウト状態です。
 
 ワイド28mmはご覧の通りで遊び以外に使用
はあきまへん。
 他の領域も複合的歪みで、自然風景以外は
避けたほうが無難と思います。

 このレンズの利用法としては、極端に長い部分
を使うのが良さそうです。 普通の人はその様に
使うのだろうから、ま、いいか。