建物形状修正における問題例を、前回同様、普段使って
いない方の例で紹介いたします。
形状修正の段取りは、前回と同じ手段で行います。
フォトショップには、自動で形状を修正できるレンズ補正が
ありますが、この方法はどうも不自然に思えて、使う気持ち
になれません。 デジタルを使っても、アナログ的感覚の方
が正しい(現実に即している)場合が多々あります。
今回の問題点は、撮影範囲に関することです。
この例では、他の絡みもあり見上げ過ぎはなくなりましたが
もし1枚で使用考えた場合、大変困難な事が生じます。
大方お気付きかと思いますが、足元の画像が不足する事
になってしまいます。
このレンズは樽型歪曲も大きく、建築には不向きですが、
敢て変形→レンズ補正は入れずに、形状の補正だけを入
れてみた結果をご覧下さい。
形状修正後の画像は、足元の欠如したものとなってしま
いました。 道路部分は移植すれば何とかなりますが、左右
の建物の切れは直し様がありません。