第13話  変化を生かして表現力アップ

 撮影で現場を移動中に、この光だったらとか、今シャッター
を押せたら、なんて場面に遭遇したことありませんか。
 しかし、作業時間を考えあきらめたり、やろうと思っている
うちに状況が変わってしまったりで、結局ナシに。 私も経験
してますし、悔しいものです。 特に外観撮影では泣かされ
ます。

 大型カメラだと、構えて構図を決め、水平垂直を出し、ピント
を合わせ、露出を計って、絞りを動かし、シャッターを閉じて、
ホルダーをセットして、書くだけでも大変な作業の後に撮影と
なります。 これが狭い場所だと結構手間取るものです。

 この階段室はすでに撮影を済ませていたのですが、この
青空と形の良い雲、光の射し方を見たら、あ今が最高、とすぐ
にデジカメで。 その後すぐに雲が光を遮り、次の晴れ間には
雲も日射の角度も違ってしまい魅力の無いものに。

 うまくいった場合、やはり嬉しいものです。 そしてデジタル
導入のメリットを痛感する次第です。

(群馬県立健康科学大学 EOS20D+EFS10−22)