第1話  見たい所が見える目線で

 これは小児科の待合室のキッズコーナーです。
通常フィルムで撮影の場合、6×9ビューカメラにスーパー
アンギュロンXL47mm、もしくはグランダゴン35mmを使
うケースが多いのですが、場面によっては大変撮影しに
くいことがあります。

 三脚とビューカメラの高さを合わせると、いくら低く構えても
それなりの高さとなってしまいます。 ローアングル用に更に
三脚を持つのも現実的ではないし、兼用できる三脚は脚が
開きすぎスペースが必要で、建築の現場では不向きなケース
が多いのです。

 この場面では、梁がデザイン窓に対して低い場所にあり、
低いアングルと、入口を写せる範囲で寄ることが必要になり
ます。 通常の使用三脚はハイボーイで、ほぼ万能に近いの
ですが、この場合は車までスタビー(ハスキー小型4段)を
取りに行かなければならないですね。
 この日のカメラはEOS−D60、縦位置に構えて無理なく
クリアーです。

(のま小児科 EOS−D60+SIGMA12−24)