いよいよ建築撮影では常用するレンズ域に入って
きました。
このシリーズも、あくまで自分の所有しているレンズ
で行なっていますので、その単体の印象を語るだけ
に留まっておりますが、時期をおいて本来比較すべき
レンズを入手しテストをしてみたいと感じております。
今回検証するレンズは、同系列に 16−35mm
F2.8Lのレンズがあり、価格は倍近く高価です。
以前カメラにそのレンズを付け、ファインダーを覗いた
時の印象は、ちょっと待てよ、でしたから。
一番のワイド側17mmですが、樽型歪曲が大きく、
建築撮影には避けたい印象です。 しかし比較的素直
な樽ですので、修正は可能でしょう。 一方、シグマの
12−24ズームの同焦点距離を見ますと、その優秀性
が解ります。 次回詳しく報告する事とし、シグマのカバ
ーする24mm域までは、そのレンズを使用することを
お勧めします。 ただし偏光フィルターの使用は出来ま
せんので、その時はこのレンズに頼らざるを得ません。
24mmも多少癖が残っていますが、ここから後が使
用できる範囲で、キャノン製レンズの中では対価格性
能が高くお勧めです。
今はレンズ専業メーカーも侮れませんから、主な使用
焦点距離が24mmより短い場合は、純正品以外も検
討してはいかがでしょうか。 もっとも2本とも持ってい
た方がよいのですが。